#1

ユニークなシャンパーニュ地方

シャンパーニュ地方の代表的な3つの特徴

シャンパーニュ地方の代表的な3つの特徴:
冬と夏の気温差が大きく、厳しい気候
ブドウ栽培に理想的な、石灰質の下層土壌と丘陵地
ユニークなテロワールによりそれぞれ異なった特長をもったクリュ

#2

信頼するパートナー

シャンパーニュという土地と伝統から、私達は3つのブドウ品種を使用しています。シャルドネはいきいきとした味わいとトーストのニュアンス、ムニエは果実味と肉厚感、そして私達の主要ブドウ品種であるピノ・ノワールは、力強さとベリーの豊かな味わいをシャンパーニュに与えます。主にモンターニュ・ド・ランス地区とコート・デ・バール地区から厳選したクリュのブドウを使用します。パイパー・エドシックは、ブドウ栽培農家と密接な関係を築いています。独自のノウハウを持って、多様で品質の良いブドウを栽培し、中には3世代にわたってパイパー・エドシックと一緒に働いている栽培農家もあります。卓越した品質を目指すという、相互の要求に基づいた信頼ある契約を結んでいます。 もっと知る

「シャンパーニュ地方はコミュニティの結束と
職人の技が共存する場所です。
気高い気質を持ち、伝統、文化、商業を重んじます。」

#3

ブレンディングの核は
ピノ・ノワール

ピノ・ノワールは、パイパー・エドシックの個性そのものです。
このぶどうが持つ、ベリー類(ブルーベリー、黒スグリ、赤スグリなど…)や花梨、香ばしいパンなどの香りが、パイパー・エドシックのキュヴェの核となっています。洗練され、エレガントで緻密な味わいは、シャンパーニュに、骨格や力強さ、バランスの良さを与えています。2000年代初期に、パイパー・エドシックの醸造長であるレジス・カミュは、ブドウの調達エリアを拡大する決断をしました。契約農家を増やし、バラエティ豊かなブドウを調達するために、これまであまり使われていなかったコート・デ・バール地区のピノ・ノワールに目を付けました。この大胆な選択は、新しいパイパー・エドシックの個性を形作ることとなりました。

#4

テイスティングは緊張の瞬間

それぞれのぶどう品種とクリュは、別々のタンクに入れられ、テイスティングと分析にかけられます。
日々の細かいモニタリングを経て、発酵の工程が終了すると、重要なテイスティングが行われます。その際、副醸造長と醸造チームのメンバーは、ノン・ヴィンテージ・シャンパーニュをブレンドする際に使用されるワインの特徴を明らかにし、貴重なリザーヴワインのコレクションを充実させ、未来のヴィンテージ・シャンパーニュとなりえる類まれなワインを選出します。これらの作業は、1月~5月末までのストレスフリーな時期に行われ、静かな緊張の瞬間をもたらします。

#5

ワイナリーは全てのクリュの管理者

1995年に完成したパイパー・エドシックのワイナリーは、メタリックの通路や輝くステンレスタンク、ゆるやかな曲線美など、独特な世界感をもっています。
ワイナリーには、温度管理のできる、様々なサイズのワインタンクが設置されています。中心には、2基の巨大なブレンド用タンクが置かれ、まるでステンレスの輝く海がそそり立っているかのように見えます。クリュ、ぶどう品種ごとに別々のタンクに入れられ、ゆっくりと丁寧に醸造され、ワインの個性を引き出していきます。ブリュットを造る際には、100以上の異なったキュヴェをブレンドします。

#6

リザーヴワインの重要性

1999年から、レジス・カミュはパイパー・エドシックのブレンドをより豊かなものにするため、優れた品質と熟成のポテンシャルがあると認められたワインを毎年リザーヴワインとして取り置き始めました。21世紀の始めには、パイパー・エドシックの味わいに、砂糖漬けのフルーツの味わいとともに、スパイシー、スモーキー、そしてトーストの個性を与えるようなリザーヴワインを、より多く取り入れることを決めました。結果的にノン・ヴィンテージ・シャンパーニュは、どの年も安定した味わいを持つことが可能になりました。ノン・ヴィンテージ・シャンパーニュは、10以上の異なったヴィンテージのリザーヴワインで造られています。

#7

卓越したヴィンテージ・キュヴェ

「パイパー・エドシックは、他に類を見ない、卓越した品質と特徴をもった、唯一のワインを造っています。ヴィンテージ・シャンパーニュは、傑出した職人の業により…逸品となっているのです。」
「パイパー・エドシックのヴィンテージ・シャンパーニュは、ユニークな特長をもち、それぞれに名前がつけられています。シャンパーニュ地方では、2006年のワインの特長が穏やかだと表現されているため、パイパー・エドシックの2006年は「寛大な人」と呼ばれています。2004年ヴィンテージは、「アスリート」と名付けられ、偉大なマラソン走者がイメージされます。2004年に収穫されたにもかかわらず、いきいきとした、活気に満ちたワインは、いまだそのフレッシュ感が保たれています」。これらのワインは、セラーで8年~10年熟成された後リリースされています。

#8

著名で祝福されたシャンパーニュ

パイパー・エドシックは、今世紀で最も多くの賞を受賞したシャンパーニュ・ハウスです。
パイパー・エドシックの醸造長であるレジス・カミュは、インターナショナル・ワイン・チャレンジにおいて、栄誉ある「スパークリングワイン・メーカー・オブ・ザイ・イヤー」に8回も選ばれています。当社のシャンパーニュは、インターナショナル・ワイン・チャレンジやブリュッセル国際コンクール等の国際的コンクールで、何度も賞を獲得しています。受賞歴の詳細は、商品情報のページからご参照ください。

パイパー・エドシックのシャンパーニュ造り

  • 製造工程
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ポートフォリオ

ぶどう樹からワインまで

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収穫

ブドウの甘味と渋味が完璧にバランスのとれた状態に達するまで成熟すると収穫が始まります。例年9月~10月の間に行われ、ブドウは、区画毎、畝毎に、樹1本1本から丁寧に手作業で摘まれていきます。シャンパーニュは、収穫期に一斉にブドウが集められ、房ごと醸造されるため、房がつぶれないように特別なコンテナに注意深く入れられ、丁寧に迅速に、最寄りの圧搾所に運び込まれます。

圧搾

収穫したてのピノ・ノワール、ムニエ、シャルドネのブドウは、圧搾所に着くと、クリュ毎、ブドウ品種毎に、適正な量の果汁だけを抽出するよう、やさしく圧搾されます。圧搾が終わるとすぐに、果汁はタンクに入れられ、15~20時間置かれます。その間に残渣物(種、皮、土など)が自然にタンクの底に沈殿し、ワインが清澄されます(デブルバージュ)。透明になった果汁、もしくはぶどうのマスト(発酵果汁)は、パイパー・エドシックのワイナリーに運ばれます。

発酵

果汁が自然にワインに変化するには、主にステンレススティール・タンクで起こる2つの段階があります。最初は、15日間にわたるアルコール発酵のプロセスで、この間に自然反応によって糖分がアルコールに変化します。この結果できるのは、ヴァン・クレール(透明なワイン)と呼ばれるスティルワインです。次に、マロラクティック発酵によって、リンゴ酸が乳酸に変化し、その結果ワインの酸度が減少します。シャンパーニュ地方では、マロラクティック発酵を行うかどうかの選択は自由ですが、パイパー・エドシックでは、独自のスタイルを生み出すために、その役割は有効だと確信し、取り入れています。

ブレンディング

醸造長による秘められた芸術。発酵の工程を通じて、醸造家チームは、毎日朝から晩までヴァン・クレールのサンプリングを続けます。彼等が目指すのは、それぞれのぶどう品種、ワイン、クリュが持つ異なった特長が、理想的に調和するようにブレンドすることです。醸造チームによるブレンディングは、パイパー・エドシックの卓越したスタイル、バランスとユニークな品質が毎年保証されるように、大切に選別し、保管してきた、リザーヴワインにも支えられています。

発泡性

2回目のアルコール発酵(ボトルの中で起こる発酵)により、シャンパーニュのトレードマークである泡が造られます。リキュール・ド・ティラージュ(パイパー・エドシックのスティル・ワインと、砂糖、酵母をブレンドしたもの)がスティルワインに加えられ、2回目のアルコール発酵が起こると、泡が生まれます。リキュールを加えたボトルは、ビデュールと呼ばれるプラスチック・カプセルの付いた栓をし、熟成庫の動瓶用の台に置かれます。

熟成

長く静かな時間。冷たいランスの石灰質の岩盤に掘られた地下6メートルの暗い熟成庫で、常に10~12℃に保たれつつ、澱の上でゆっくり進む熟成のプロセス。この過程で、酵母は澱を形成し、ワインは澱と接触しながら熟成することで、ワインの個性が現れ、香りに複雑性が増していきます。パイパー・エドシックでは、ノン・ヴィンテージ・キュヴェのブリュットとロゼ・ソヴァージュは熟成庫で2~3年熟成します。シュブリームとエッセンシエルは、「澱の上」で4年、ブリュット ヴィンテージは最低6年、プレステージ・キュヴェのレアは8~10年熟成します。

動瓶

代々引き継がれてきた工程の1つ。瓶は水平位置から徐々に上向きまたは下向きに動かされ、優しく回転します。 1回~数回の回転の間には1/4、1/6、または1/8の傾きが必要です。 ボトルの首にゆっくりと沈殿物が集まり、ワインは完全に透明になります。

デゴルジュマンとドザージュ

ボトルの口に集められた澱を取り除くため、ボトルの口をマイナス27℃の液体に漬けて、澱を凍らせます。そして素早くボトルを開けると、澱を含んだ氷が内部の圧力によって瞬時に飛び出します(デゴルジュマン)。少量のリキュール・デクスペディション(門出のリキュール)が加えられます(ドザージュ)。これは、砂糖とワインを混ぜたもので、シャンパーニュのタイプを決定します。(エクストラ・ブリュット、ブリュット、セック、ドゥミ・セック等)この後、ボトルはコルクで栓をされ、数か月間、熟成庫で休息し、糖分を含むリキュールがワインと溶け合うのを待ちます。

ラベリング

ボトルを洗浄・乾燥し、キャップシールやネックラベル、ラベル、バックラベルが適正に貼られていきます。パイパー・エドシックの各キュヴェは、それぞれの傑出した個性と品質からイメージした、個性的なラベルになっています。

シャンパーニュ地方のユニークさ

  • パイパー・エドシックの
    卓越した品質