1995年は、温暖な冬の後、春の遅霜や、夏前に長く湿った時期が続いたため、 ブドウの生育は遅れました。幸運なことに、夏は暑く乾燥し、晴天が続いたため、ブドウの成熟は早まり、結果として涼しい太陽の下で、素晴らしいブドウを収穫することができました。ワインは、上質でいきいきとした、骨格のある味わいで、力強いシャルドネとスパイシーなピノ・ノワールが見事に調和し、偉大なヴィンテージとなりました。

1996年は、強い寒さと乾燥が繰りかえされ、季節の変化が顕著な年でした。気温が急激に下がったために開花が遅れ、夏は暑さと雨が交互に続き、日照量は平均的でしたが、1996年ヴィンテージは傑出したものとなりました。非常にバランスがよく、まっすぐで長期熟成の高いポテンシャルを持ったヴィンテージです。

1998年は、冷涼な7月の後、暑い8月、湿気の多い9月と混沌とした気候が続きましたが、幸いなことにブドウは完璧に熟し、洗練されたバランスの良いヴィンテージになりました。フレッシュさの後に、芳醇でたっぷりとした調和のとれた味わいが感じられ、軽やかな余韻が残ります。ピノ・ノワールの肉感的で力強い香りと、シャルドネのエキゾチックな白い果実の香りが調和し、滑らかで芳醇な味わいをもたらします。

2000年は、比較的暖かい冬が続いた後、夏は激しい雹の嵐に襲われましたが、最終的に乾燥した天候の中、早い時期に収穫が行われました。上品でバランスが良く、魅惑的なシャンパーニュに仕上がっています。ピノ・ノワールが、ワインに力強さと骨格を与え、シャルドネは魅惑的で華やかな香りを表現しています。

乾燥した温暖な気候が一年を通して続いたため、2004年ヴィンテージは豊作の年で、収穫には3週間を要しました。このヴィンテージは、それぞれのクリュの性格を忠実に表現しています。複雑で豊潤なピノ・ノワールと、素晴らしいフィネスを持った、力強いシャルドネとのマリアージュが楽しめます。

2006年は、7月いっぱい続いた熱波の後、8月と9月は特に雨が続いたため、ブドウは早いスピードで収穫されました。シャルドネはバランスが良く、熟成のポテンシャルを持ち、一方、ピノ・ノワールは、非常に豊潤で骨格がしっかりしています。

ヴィンテージ・シャンパーニュのためにあらかじめ決められたレシピはありません。力強く、クリスタルのような輝きを持つ2008年ヴィンテージは、厳選された17のクリュのブドウから造られています。絶妙に成熟したシャルドネとピノ・ノワールの伝統的なバランスが醸し出す、傑出したシャンパーニュです。熟成を経ることで、より上品な味わいが楽しめるでしょう。

雨が多かった春、よく晴れて乾燥した夏が続いたことにより素晴らしいヴィンテージ2012年となりました。収穫量が少なかったことから、ブドウの成熟度が高まり凝縮度が高いアロマに仕上がりました。エレガントなシャルドネ、力強いピノ・ノワールのアッサンブラージュは、豊かで完璧な調和をワインにもたらします。

Following clement weather in early 2014, an early spring flaunted gorgeous flowering. After particularly cool and humid weather at the beginning of summer, the sun reappeared in mid-August for an Indian summer that lasted until September. The 2014 vintage boasts Chardonnays with sensational crispness and fruity, sophisticated Pinots Noirs.

« Vintage 2014 presents a perfect balance of warm, spiced aromas with a remarkable fresh palate.» 

- Emilien Boutillat, Chief WInemaker. -